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2008.07.19
ロボットテクノロジー開始と展覧会のお知らせ
チームラボの猪子です。いつもいつも本当にお世話になっております。
日本は、アトムやガンダムやドラえもんのおかげで、ロボット大国です。
戦争目的以外に、ロボットを一生懸命作っている、一番の国です。
秋葉にいけば、ロボットを作る部品が全部そろっています。そんな街は、世界中探せません。無数のマニアックなお父さんとステキなオタクたちが、ビジネスではなく、愛が理由で、ロボットを作っているので、ビジネスはなくとも、ロボット部品に、需要があるからです。
そんな日本は、ロボットのためのテクノロジーが発達しました。部品も揃っています。こっそり秘密でロボットの経験があるエンジニア(我らのヒーロー)も多いです。
そこで、 チームラボは、ITに加えて、RT(ロボットテクノロジー)を加えていくことにしました。
RT(ロボットテクノロジー)といっても、ロボットを作るわけではありません。ロボットに使われる技術(センサリング、知能、駆動)を、広告や、プロダクト、空間に応用することで、これまでの広告や、プロダクト、空間を、違う価値のあるものに、変えるお手伝いをしようと思ったのです。
例えば、ウォークマンに、ITを加えると、iPodという違う価値のものに変わったように、広告や、プロダクト、空間と、いろんなことが、RTを加えると、違う価値に変わると思っているからです。
任天堂さんのWiiも、トヨタさんのレクサスも、そう考えるとITとRTで、今までと違う価値に変えているのかも知れません。
【展覧会のお知らせ】
第一弾として、無数の目玉ロボットを展示することにしました。さらに、四国の奥地から、もののけ達も呼んでいます。目玉ロボットは、人も、人の内面に潜むもののけも、両方を見てくれます。
展示は、横浜の方で、今日、7月18日(金)から、8月6日まで。
【作品名】 いつも見てくれているよ♪ 肉体か 機械か 実在か 内面か
【ちょっとした作品説明】 あなたの肉体と内面を凝視する無数の目玉、そして、実在世界と内面世界の区別があいまいな東京の現実を投影する光。
【ちょっとしたコンセプト】 東京は、リアルな人と物理的な空間だけでは、もはや東京と呼べず、架空のキャラクターと、マンガとアニメ、ゲームの空想世界や、ネットやケータイでの仮想世界まで含めて現実となっている。きっと、東京は、内面世界が現実を拡張し、人とロボット、実在している世界と内面世界の区別が、よりあいまいな都市になっていくだろう。
作品URL: http://www.team-lab.net/medama/
チームラボは、ITとRTにCreativeを加えて、皆様の未来のヒントを探すお手伝いができればと思っております。
チームラボ 代表 猪子寿之
■展覧会概要 「エレクトリカルファンタジスタ2008」 新世代のテクノロジーアートとデザインがつくるちょっと先の日常体験 遊べる・笑える・寛げる 新しい美し感覚展覧会 横浜の歴史的建造物を舞台に開催 http://fantasista.creativecluster.jp/
■開催期間 7/18 Fri - 8/6 Wed 13:00-19:00 会期中無休 ■入場料700円 小学生以下無料・大学生以下500円 ■会場 ZAIM別館(横浜市中区日本大通34)
出展作家 岡田憲一/クリスピンジョーンズ/クワクボリョウタ/ 倉本仁/志村兄弟/田部井勝/チームラボ/バスキュール/ 真壁友+天野由美子/松山淳一/ムラタチアキ/dilight/ MILE/SHIMURABROS/WOW 主催 クリエイティブクラスター 共催 ZAIM (財団法人横浜芸術文化振興財団)
展覧会公式チラシ PDF509K http://www.team-lab.com/press/ElectricalFantasista2008Flyer.pdf
報道資料 PDF412K http://www.team-lab.com/press/EF2008release_J_0708.pdf