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2008.12.15

「kansei Japan Design Exhibition」(フランス:国立装飾美術館)にて、メインホールをチームラボがプロデュース致します。

 日仏交流150周年記念「感性kansei Japan Design Exhibition(日本のデザイン展)」 (フランス:パリ ルーブル宮 国立装飾美術館)にて、 会場メインホール空間をTEAMLAB(以下、チームラボ)がプロデュース致します。 

チームラボは2008年12月12日~21日(10日間)、 ルーヴル宮 国立装飾美術館にて開催される日仏交流150周年記念「感性kansei Japan Design Exhibition(日本のデザイン展)」において、そのメインホールの空間プロデュースを手がけることになりました。 

展示会の構成は、「未来感性」「歴史感性」「現在感性」の3部構成で成り立ち、「歴史感性」の空間がメインホールにあたります。日本デザインの根底に流れるkanseiを体感する映像と音、建築のインスタレーション。

この体感空間を核に、未来感性と現在感性の展示を自由に来場者は行き来して、Kanseiを体験します。 そこで、チームラボは、掛軸に見立てた12台の高さ2.7mのLEDディスプレイに映し出されたアニメーション、12チャンネルから鳴り響 くサウンドがつくりだすジオラマで、現実空間を20m ×10mの物語空間へと変貌させる インスタレーション作品を手がけました。

 それは、コンピューター上で創り上げた仮想の3次元空間を、日本の先人達の空間認識を 探りながら、新たな解釈で、平面化した絵画表現となっています。物語空間を12の視点から切り取り、空間に配置さ れた12台の巨大なディスプレイで、現実空間に展開します。


 <西洋と日本の美術表現の違い> 

西洋的技法として発達した遠近法は、時間軸が存在せず、瞬間の空間を客観的かつ幾何学的に平面化する技術です。一方、日本の美術表現では、絵巻物に代表されるように、奥行きに物語全体の時間軸までを含んだ4次元空間の平面化させる技法が取り入れられています。 日本の古典絵画の独特な表現技法は、西洋技法として発達した遠近法とは異なり、焦点が存在しないがゆえに鑑賞者の場所に左右されることがありません。これにより、物語とは関係のない場所への思いを馳せやすく、登場人物への自己投影を容易にしています。客体と主体が曖昧で表裏一体の物語空間を創り出しています。


 <「感性Kansei-Japan Design Exhibition」とは> 

経済産業省が策定した「感性価値創造イニシアティブ」に基づき、感性に訴えかける日本の優れた製品やサービスを紹介する展示会です。本展示会は、2011年3月までの3年間を「感性価値創造イヤー」として定め、世界の各地で開催する予定の「感性価値創造フェア」の最初のイベントとして、フランスにて開催されます。 


【展示会について】 

展示会名:感性 Kansei-Japan Design Exhibition(日本のデザイン展)

主催:経済産業省/日本貿易振興機構(JETRO)

期間:2008年12月12日~21日(10日間)

会場:フランス パリ ルーヴル宮国立 装飾美術館 メインホール (107 Rue de Rivoli,75001 Paris FRANCE) 

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